ペルシャギャラリー名古屋2025年8月の近況報告|Sousousousouの話し
2025/10/16

猛暑が舞い戻ってきて泣きそうな、ブログ担当新人シロです。こんにちは。
最近、工房で人気の(一部、いえナセルさん限定の)日本語があります。
それが、
「Sousousousou!」。
どこかで日本の方が「そうそうそうそう」と連発していたのを耳にしたらしく、気に入って繰り返しています。
本当にある時突然ナセルさんから発せられたものですから、驚きと可笑しさがこみあげてきました。
私自身もよく「そうそう」と言うものですから、無意識に「そうそう」を発してしまうと吹き出しそうになります🤭
よく考えてみると、この「そう」って一体なんなんでしょう🤔
相づちや納得、単なる間の言葉など、使い方はいろいろ。
普段意識せず使っているからこそ、改めて向き合うと不思議な言葉です☺
最近ハマって観ていたNHKのドラマ「舟を編む」。再放送でしたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
このドラマは、何年もかけて辞書を作っていく人たちを描いた物語です。
何万もの文字をひとつずつ確認し、辞書の紙そのものを”ぬめり感”だとか”透け感”など、いちから、細部まで、徹底的にこだわって作り上げていく姿は、普段私たちが知らない「言葉の裏側の世界」をのぞいているようで、とても面白かったのです。
辞書には「そう」って、どんな説明が書いてあるのでしょうか?
イラン人職人さんと一緒にお仕事をしていると、あらためて日本語について考えさせられることが多くなりました☺
ペルシャ絨毯と同じ感覚

このドラマを見ながら、ふとペルシャ絨毯に通じる部分を感じました。
同じ大きさの絨毯でも、糸の太さによって、柄の表現やそのものの厚みが変わります。
同じヒツジの毛でも、健康な毛、そうではない毛でも質感が違い、さらに体のどの部分から取った毛を使うかで、仕上がりの艶感もまったく変わっていくのです。
ざっくりと織り、生活に根差した身近な絨毯もあれば、設計図を基に、何十万ノットという気の遠くなる作業を経て作られる絨毯もあります。
デザインを考える人、
糸を張る人、染める人、
織る人、
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たくさんの人の手によって、長い時間をかけて作られるペルシャ絨毯も、見た目だけではなく、目に見えないこだわりが重なって一枚の作品になっていくのです。
これからも、ペルシャギャラリーの日常を通じて、そんな絨毯の奥深さや魅力を少しずつ皆さまにお伝えしていけたらと思います☺


最後までお読みいただきありがとうございます☺




























